昔からよく見た夢の話①
書き出し
昔からよく見る夢ってありますよね。繰り返しで。多分誰にでもあると思います。僕もいくつかあります。
今日はそのうちの一つを書き留めて置こうと思います。最近はもう見ないんですけれども。
お面が剥がれない夢
僕は昔からお母さんっ子でした。
小さい時から外出と人混みと知らない人が大嫌いでしたが、母がお祭りに行こうというので母から離れたくない僕はしぶしぶ地元のお祭りに行くことになります。
そこで、普段なら外出時は母からひっついて離れずに、周りの何にも目移りしない僕がお祭りの人混みに飲まれて母とはぐれてしまいます。
ごちゃごちゃして歩きにくく、煩く、蒸し暑い人混みの中で半べそで迷子センターを探すことにします。
母なら僕が一人になったら迷子センター(お祭り本部みたいなところ?テント張ってるところ)にいくぐらいの頭が回ると信じていたので、母を探すよりは迷子センターに直行します。
迷子センターには僕以外に4,5人の別の迷子がいました。奇妙なのがその子供達がみんなお祭りで売ってるお面を被っています。
おいおい、こいつら迷子になってもそんなに買ってもらったお面が大事かよ・・・と呆れていたら僕の母が迷子センターにやってきます。
しかしそこで母は何故か困惑。どれがうちの息子だと言い始めました。
「いや、俺だよ!」と言いますが、母は奇妙な顔をしてこちらを見つめます。
そこで僕は自分もお面を被ってしまっていることに気づきます。
いつこんなもん着けたんだ、と僕は着けていた猿のお面を外します。
しかし肌の感覚がなんだかおかしい。猿のお面の下にまた別のお面があります。
猿のお面、怒っている鬼のお面、キツネのお面、可愛いうさぎのお面、笑顔の男の子のお面などどんどんお面がでてきます。
そのうち母が「ここには息子はいないかもしれない」と場を去ろうとしています。
焦った僕は待って!と叫びながらお面を外そうとしますが、いつになっても素顔までたどり着きません。
もう着けているお面全てを一気に剥がすために、耳の上、こめかみのあたりに思い切り爪を突き立て引っぺがそうとします。
僕の指は顔の皮ごと引っぺがしてしまいます。しかし頬骨のあたりで顔の皮は剥がれなくなり、母は僕に背を向け去って行きます。
去る母を叫び止めながら顔の皮を剥がすところでいつも目が覚めます。
今はもうこの夢は全く見ませんが、深層心理的にどういう状態なのかは自分ではっきりわかりますね。
以上、戯言でした。