書き出し

「宗教に入ってない奴はバカだ」

これは僕が大学に入りたての頃にとある読書会でギラついた女が言った言葉です。

当時の僕は「ほ〜〜〜〜〜〜〜」もしくは「は〜〜〜〜〜〜〜ん」という感想しか持ちませんでした（てかまぁ多分今でもそう）

一応詳しく何故バカなのか聞いてみたら「私の両親はキリスト教で、私は生まれた時からキリスト教だ。どの宗教も基本的には精神を支えるためのもので、頼らないやつはバカだ」という

統合失調症の人に「テーマ：うんち」で書かせた作文みたいな答えが返ってきたので、その場で女に火炎瓶食わせて帰ってシコって寝ました。

そんなわけで今回は宗教の話を書きたいと思います。

ただ、1000%荒れるしもしかしたら誰かに殺される可能性もあるので、具体的な宗教名を取り上げたりは一切しないで日本における宗教について素人ながらポツポツ考えをまとめようかと思います。

宗教

宗教って何？ってきかれると、相当数の人は”○○教”とか具体的な宗教の名前が出てくるかと思います。

でも宗教ってそういうことなんですかね？

宗教がどういうものかというと「なんか偉い人がいたりいなかったりするが、結局何をすれば良いか悪いかの価値観を教えてもらう」もんだと思ってます。

つまり誰か/複数人/人間を超越した何かの価値観そのものだと思ってます。

僕が特定の有名な宗教に熱心でないのはこの考えがあるからです。

僕のなかで価値観とは、その個人が生まれて死ぬまでにどこに住んでどんな人と暮らしてどんな能力を持って苦労したり喜んだり悲しんだり怒ったりした”体験”をもとに個々人で作られていくものだと思っています。

だから価値観というのは人によって全く同じもの、というのは絶対ありえません。何故なら体験したことが全員必ず異なるからです。

ですので、僕自身の価値観は僕自身のものでしかなく、他人の価値観も他人のものでしかないです。

もちろん生きてく中で人とコミュニケーションをとる中で価値観は相互に影響を受けることはあります。

それもまた良いか悪いかとは無関係に価値観形成の手法の１つです。

しかし相手の価値観に全て100%倣うのは間違っていると思いますし、ナンセンスだと思います。

誰もが名前はなくても自分の宗教（＝価値観）を持っている。

これが一番正しいことだと思います。

〜余談〜

特定の同じ宗教に入ってる人でも認識の差があると思いますし、どこまでいっても他人との接触や文字でしか伝聞されないので絶対に同じものにはならないと思っています。

同じ宗教でも、少しずつ価値観はどこかでズレているはずです。

ところで宗教に入るタイミングっていつなんでしょう。（冒頭のクソ女の例は例外とします）

多分、自分の価値観が揺らいでたり不安だったりする時に、指針になるものが必要になり特定の宗教に入るのだと思います。（憶測です）

そこらへんは不安な人は入ったらええと思います。他の価値観に触れるのも良いと思いますし。

しかし、「特定の宗教の価値観＝絶対＝自分の価値観」になると多分バグります。（小学生の娘に近所の家のチャイム押させてパンフレット押し売りするお母さんみたいな）

何度も言いますが、他人の価値観は他人の価値観です。

結局最後は自分の価値観で物事を決めていかなければならないと思います。

だってそれが人生じゃない・・・？これは僕の価値観ですが。

で、ここで疑問に思ったことがあります。

無宗教が多いと言われてる日本でもある程度、価値観が統一/収束されている部分があります。

例えば「人を殺してはいけない」とか「自分を傷つけてはいけない」とか「人のモノを盗んではいけない」とかまぁ小学校の道徳で習うようなことです。

小学校の道徳の時間を通して「お友達を叩いてはいけません」とか「挨拶はしっかりした方がいい」などを教わり、それは今でも守るか守らないかは別として皆さんの価値観の基準になっているかと思います。

・・・それって道徳で価値観を習ってない？

もしかして日本人みんな道徳の授業で「道徳」という宗教に入れらてませんか？

無宗教を名乗っていても便宜上、「道徳」という宗教に入ってしまっていませんか？

まぁでも道徳の授業で全員が習ったからこそ日本は平和なわけですし良いことですよね。

ただ、やはり僕ら日本人は基本的に「道徳」という宗教の価値観に少なからず寄っていることは明らかでしょう。

みなさんが”常識”だと思ってる価値観は本当にみなさんの体験や経験からでてきたものですか？

それとも道徳の授業で習ったことですか？

ちなみに僕は「おばあちゃんがダメっていったことはダメ」で生きてます。

では、また。